2014年10月16日木曜日

夏の成果は秋に出る?

夏の怒涛のような演習が過ぎた後、9月10月は、定期試験に英検と、あわただしい時期を迎えています。
いろんな学年の子供たちが、毎日やってきてはプリントをしていた夏の様子を思い出すと、早くあの頑張りの成果が表れてほしいところです。
でも、そう簡単には点数に表れてこない・・・そこが、つらいところ。

10月中旬、英検の結果が出始め、定期試験の結果がわかり始めていますが、「やった!」という子供がいる反面、「なんでこんな結果?」という人もいます。
でも、夏に頑張った子供たちには、確実に素晴らしい「力」がついています。
それはいったい何でしょう?
それは「英語への『慣れ』」です。
数百枚のプリントに触れたことで、普段の数倍、数十倍の英語にこの夏触れたことになります。まさに、質より量です!
それが、なによりも大きな力となって今後表れてきます。

秋から冬、春には、きっと桜よりも一足早く開花してくれるはず。
だからみんな楽しみに(*^-^*)





2014年8月9日土曜日

気軽に居られる場所:夏の演習

部活のない日はほとんど毎日夏の演習に来ている男の子。
今日は演習ではなく、普通の授業の日だった。なんか、にこにこして、授業態度がすがすがしい。
わからなくても、「え、なんて言ったんですか」と、はきはきと聞いてくる。
授業は1学期の復習でディクテーション。シャープペンの芯を何度も折りながら猛スピードで書いている。しかも、顔が輝いている。こんなに嬉しそうにディクテーションをやるなんて、見ているほうも嬉しくなる。演習で毎日塾に来ているせいで、気楽にいられる居場所が一つ増えたようだ。

2014年7月31日木曜日

夏期演習でみつけた塾生の可能性!

夏期講習に何をするか。6、7月の二か月間、塾生みんなの英語力を伸ばすために今何をするべきか講師陣で議論を重ねてきた。さらに今年は英学塾が開塾して11年目に入る節目の夏でもあることから、これまでにはない企画をたてることになった。
それが、通常の夏期「講習」ではなく、夏期「演習」だ。

個別指導の英学塾では、授業の質を上げることにこれまで様々な工夫を重ねてきた。でも、夏はやっぱり「質」より「量」!!。
一人一人の生徒について、この夏の間に、どれだけの英語力をつけておくべきかを洗い出した。そして、各生徒がこの夏やるべきプリントの種類と枚数を決めていった。単語や熟語、英文法、英作文、入試問題、英検・・・等々。ノルマ100枚という中一生から、1000枚はやらなくてはいけない高校生まで。

そして7月22日、夏期演習スタート。
8月22日までの一か月間、朝10時から夕方5時まで、塾をオープンにし、必ず一人の講師がついて、みんなに自由にプリントをやりにきてもらう。
それぞれの目標枚数があるから、毎日来る子もいる。一枚やればすぐに講師が採点し、その場でまちがいについて説明をする。そしてすぐにやり直す。それの繰り返しだ。

スタートから2週間たった今、様々な発見があり、驚いている。
通常授業では注意散漫な中学生男子。朝10時に来てから、午後3時くらいまで、昼食をはさみ、ほぼ休みなして、プリントをやり続ける。午前中の眠そうな顔が午後にはひきしまってくる。すさまじい集中力だ。お母様がゲームばっかりやっていますとおっしゃっていたけれど、この集中力、ゲームのおかげ?
そしてそれにチャレンジするように、中学生女子が隣でスピードアップ。二人ですさまじい勢いでプリントを仕上げてくる。間違いが少なくなると、講師の説明もないので、さらにスピードアップだ。
「はい」、「はい」と、プリントを答え合わせのために出してくる二人に、講師も高校生も圧倒されっぱなしだ。おやつにおいてあるお菓子にも見向きもしない。
高校生のなかには、英語はこの数年間まったく勉強しなかったと言って入塾してきた男子もいる。中一の文法からやり直しだ。朝一番にやってきて、毎日50枚のノルマを終えるまでやっていく。英語に対する拒否感がなくなってきたようで、少し楽しそうだ。
家族で夏の旅行に行くという高校生には、「じゃ、プリントのこと忘れて楽しんできてね」というと、「いいえ、持っていきます」と言うので、200枚ほどプリントアウトして渡した。紙って案外重いよ。
毎日クラブの朝練や昼練でくたくたになって演習に来る中学生や高校生もいる。30分だけとか、1時間だけとか、無駄なくやっていく。
英作文にチャレンジしている社会人は、「私は保護者じゃありませんから」といいながら、ひたすら英文を書き続ける。
社会人の中には日中来れないけれど、自宅で1000枚プリントにチャレンジ中の人もいる。帰宅して英語をサクサクやるのが楽しいという。
そんな一人一人を見ていて、通常授業ではわからない、みんなのやる気と根性、集中力に感服する。
みんな磨けば光る原石ばかり。磨かないでそのままなんて本当にもったいないと、演習をやりながら、しみじみ思う夏です。

2014年7月25日金曜日


今日の英会話の授業、仮定法過去完了をやった。

同じ学校にいってなかったら、友達になってなかったよね!

という文。

If we hadn't gone to the same school, we would have never been friends!

もし私たちが同じ学校にいっていなかったら、私たちは決して友達になってはいなかったでしょう。

最初の言いたかった文と、訳文にはかなりの差がある。訳文のほうはあまりに丁寧だ。だから生徒さんからこんなコメントが・・・

「こんなていねいに普通しゃべらないでしょう。こんなの会話では使わないから、もっとカジュアルな言い方―元の文ーの話し方を教えてもらえませんか」

そ、そうか、日本語は同じ内容のことでも、丁寧な話し方(あるいは書き言葉)から、すごくカジュアルな話し方まで、言い方にはかなりのグラデーションがある。だから、みんな英語もそうだと思ってるんだ。

違うんです!英語は文章に書くようなきちんとした内容を伝える文章も、仲のいい友達と話す文章も、同じ!同じなんです!

仮定法過去完了なんて、普段の会話でいっぱい使われている表現です。普通の英会話です。きっと仮定法過去完了なんて、英文法の世界にだけ存在していると思っているのかもしれませんが、全然そんなことはありません。

英文法イコール英会話、このことを日本人が本当に知ったときに、日本人の英語能力がグー――――――――――ンと、伸びるのかもしれませんね。

2014年7月2日水曜日

学校で英語を教える目的は?

今朝の朝日新聞、小学校での英語の授業導入や、コミュニケーション能力不足について、賛否両論のコメントが掲載されていました。そのなかに、塾で今朝50代のビジネスマンとの英語の授業で話していたのと、ほとんど同じことが書かれていました。それは、平岡塾代表の大町慎浩氏の以下のコメントです。
「学校で教える英語の目標は、子どもが将来、英語が必要になった時、自分で学ぶための基礎を授けることだ」

今朝の授業のビジネスマンは、専門的な海外の文献調査をする必要が生じて入塾されたのですが、9か月で、かなりすらすらと読めるようになってこられました。すごい猛勉強ですね、と言うと、「いや、中高で英語の文法をしっかり勉強したから、それが戻ってきているみたいです」とのこと。
やはり一度きちんと身につけた基礎は、決して失われないんだなと、実感しました。中高生と一緒に勉強していると、「英語なんて使わないし」と言う子がたくさんいます。でも、将来はどうなるかわからない。本当に必要になったその時に、必ず役に立つ、そんなきちんとした英語の土台をつけてあげたい、と思います。

それに、昨日のブログで他の講師が書いていたように、今の英語の教科書は内容が本当に素晴らしいんです。豊かで充実した人生をおくるためのメッセージに溢れています。
きちんと勉強して、内容まで楽しむことができるようになれば、みんなどれほど成長できるでしょう(それに実は大学受験の問題もテーマが多様。よく受験前に急に新聞を読み始めるなんて聞くけれど、英語の教科書で様々な分野の勉強をするってのも、受験勉強としては大正解です!)

2014年7月1日火曜日

今どきの教科書

中1のニュークラウンを3課まで読んできた女性が「とことん日本の話ですね」と感想を述べた。書道(國重さんの英漢字)やら剣道、三味線と、自分では間近に見たり聞いたりしたことのないものばかり。読んでいて日本の文化を知ることができ、実におもしろい。それに昔の英語の教科書の登場人物といえば、Tomや Bettyなど英米系に決まっていたが、今の教科書は欧米に限らず、ケニア、韓国、中国から来た人など、国籍がさまざまなことも驚きだという。

最近、高校の検定教科書をいくつも読んでいるが、環境問題をはじめ、世界じゅうのトピックを取り上げていて実におもしろい。ふだん、新聞や小説を読まない生徒も、英語の教科書から色々なことを学べると思う。どのようなプロセスで話題を選定してテキストを作成しているのか、興味津々である。

2014年6月7日土曜日

大好きな映画のセリフを丸覚え

土曜日、洗濯を干しながら大好きな映画を見る。
いや、見るというよりは、聞く。洗濯を干しながら、シャドーイングだ。
もう何十回見ただろう。セリフはほとんど頭に入っている。
なかなか最初はうまく一緒に言えないけれど、今日はなんだかスムーズだ。ちょっとした女優気分で、声のトーンを上げてみたりもする。
これは英語の勉強法としては、楽しくもあり、効果もありで、大のお薦めではあるけれど、何十回見ても飽きない映画に出会えるかが、最大の問題かもしれない。
ちなみに私のは、ノッティングヒルの恋人です(*^^)v

遅ればせながら、卒塾パーティ


英学塾では毎春、卒塾パーティを行います。

今年は中一から6年間通ってくれていた4人が大学生になりました!

こんな嬉しい事はありません!!

そして卒塾パーティのメインメニューは毎年「たこ焼き」!!

なんでかって??大阪出身講師が二人もいるからです。

それにみんなでワイワイ言いながら焼くのは楽しい!

パーティから3か月、あっという間に6月です。その間に大学の英語課題を持ってきたり、TOEICの結果を教えてに来てくれたり、みんなすっかり大学生の顔。中一の幼かった頃を思いだし、本当に感無量です。

 
Photo





Photo

リスニング勉強法を教えてください。


最近、英学塾にも社会人の方からのTOEICに関する問い合わせが増えています。急に730点を取るように言われたという人も、今更ですよね、といいながらも、久しぶりの英語の勉強は楽しいと、毎週宿題もしっかりやっての来塾です。

授業中、TOEICのリスニング問題に取組みながら、「今の子供たちは幸せですよね。大学入試でもリスニング問題が増えているというし、きっと授業でもしっかりリスニングをやって、大人になってからTOEICのリスニングに苦労するなんてことはないんでしょうねー」という話になりました。

ところがまったくそうではありません。確かに、高校受験、大学受験のいずれにもリスニング問題は増えています。けれども授業でリスニングをどう教えているかというと・・・。ほとんどの学校でまったく教えていないというのが現状です。確かに英会話のクラス(コミュニケーション、表現、オーラルなど、呼び方は学校によってさまざまですが)はあり、多くの場合ネイティブの先生が来られていますが、その内容というのは、ほとんどがちょっとした会話やゲーム、時には、その授業で文法を集中的にやっている学校もあります。リスニングのためと、教科書のCDを配布されている場合もたくさんありますが、それを学校の授業のなかできちんと活用しているところはほとんどありません。

つまり、リスニングを強化するという授業は、ほとんどの学校がやっていないというのが現状です。日本では、リスニングの教え方がまだ確立されていないのではないでしょうか。

英学塾で教えている、英語の音の癖や、発音、フォニックス、そしてシャドーイングなどを、もっともっと多くの学校が取り入れるようになるのは、いつのことなのでしょう。

 

英学塾5月の定例会のテーマ


毎月開かれる講師全員参加の定例会では、全生徒さんについて、各担当講師から状況報告があります。英語の力がついてきた、やる気が出てきた、成績が上がった、といった嬉しい報告から、今、こういう課題があるけれど、何かいい取組み方はないかという相談まで、内容は実にさまざまです。

そんな中で、小学校からの英語教育は有効かという話が今月は話題になりました。英学塾では4月から中一生向けにスタートダッシュクラスという特別授業を始めています。学校では教えない、英語の音の法則や、英語と日本語の違いなどを、スタート時にしっかり教え、英語の全体像を示しつつ、細部をしっかり教えよう、という新たな取り組みです。

4月から二か月経ち、中一生はすでに英語の発音には「リエゾン」や「音の脱落」などの癖があることを知り、ディクテーションをしてもかなり正確に英語の音が聞けていることがわかってきました。

では、これを小学校高学年でやるのはどうだろうという話になったわけです。現在多くの小学校が英語の授業でやっているようなゲームや歌ではなく、英語の音をしっかり身に着けること。英会話ではなく、「サウンド」、つまり音の癖やフォニックスを。

日本に居ながらにして英語が上手になるには、小学校から週に12回英会話をやるくらいでは、まったく焼け石に水。それどころか文法を軽んじるようになり、逆効果の面も大きいかもしれない。それならば、しっかりと「英語の音」を知ることに集中するほうが、大きな成果が得られそうです。

英学塾では小学校高学年は「英語の音」に特化したクラスなら、開講する意味があるね、という結論に達して今月の定例会を終えました。

 

言葉は変わっていく


つい先日、「call someone」 を「~(人)に電話をかける」という意味だと教えたら、相手の中学生から「はあ??」という返事が返ってきた。

「電話をかけるって、言うでしょ?」と言ったら「水をかける、みたいな?」と聞いてくる。どうも、聞いたことがないらしい。

生まれたときから携帯電話を見ている子供たちだ。「電話する」のほうがふつうらしい。

次からはcall someone = (人)に電話する と言うことにしようかな。(静保)

いよいよ、スタートダッシュコース、スタート!


いよいよスタートダッシュコース第一期生の授業が始まりました。

今まで個別指導で接してきた幅広い学年、年齢層の生徒さんたちとの授業を通して、最初がいかに肝心かを思い知らされた私たちが考えに考えて作ったクラスです。

第一期生は全員が私立中学の生徒たち。うち二人の学校はかなりレベルの高いテキストを使用します。

スタートダッシュコースでは、基本的なNEW CROWN を使いますが、「品詞の概念」や「英語の音のルール」など、絶対にはずせない基本的なことから始めて、『ダッシュ』にふさわしくどんどん進めていく予定です。

文法事項は、中2の終わりまでに中学3年までの内容を終わらせ、そこで英検3級に届くように進めます。中3の初めに高校の内容である仮定法までを済ませて、そのあとは内容のある長文を読んだり、自分で文章を書いたりできるようにしたいですね。もちろん、その間ずっとリスニング、音読、シャドーイングなどは並行してやります。中3の間に英検準2級が目標です。

家でも相当がんばって勉強してもらうつもりです。だって外国語なんですもん。一週間に一回習いに行っただけで英語ができるようになるわけがない!でしょ。

教える私たちも、この子たちの成長がとても楽しみです。

一緒に頑張ろうね!!

 

英会話と英文法は同じなのに


今日の英会話の授業、仮定法過去完了をやった。

同じ学校にいってなかったら、友達になってなかったよね!

という文。

If we hadn't gone to the same school, we would have never been friends!

もし私たちが同じ学校にいっていなかったら、私たちは決して友達になってはいなかったでしょう。

最初の言いたかった文と、訳文にはかなりの差がある。訳文のほうはあまりに丁寧だ。だから生徒さんからこんなコメントが・・・

「こんなていねいに普通しゃべらないでしょう。こんなの会話では使わないから、もっとカジュアルな言い方―元の文ーの話し方を教えてもらえませんか」

そ、そうか、日本語は同じ内容のことでも、丁寧な話し方(あるいは書き言葉)から、すごくカジュアルな話し方まで、言い方にはかなりのグラデーションがある。だから、みんな英語もそうだと思ってるんだ。

違うんです!英語は文章に書くようなきちんとした内容を伝える文章も、仲のいい友達と話す文章も、同じ!同じなんです!

仮定法過去完了なんて、普段の会話でいっぱい使われている表現です。普通の英会話です。きっと仮定法過去完了なんて、英文法の世界にだけ存在していると思っているのかもしれませんが、全然そんなことはありません。

英文法イコール英会話、このことを日本人が本当に知ったときに、日本人の英語能力がグー――――――――――ンと、伸びるのかもしれませんね。

 

堅牢な土台を作ろう


英学塾には中学一年生から50代の看護師さんまで、いろいろな方がいろいろな目的のために勉強に来られています。学校のテスト対策、大学受験、TOEIC、英検、ビジネス英語、英会話、旅行英語、最近はオリンピックに向けてボランティア通訳になりたいからという目的の方もいます。開塾して10年、いろんな英語の勉強を通じて、どんな目的に向けても必ず成果を挙げるための勉強方法は・・・『中学英文法』、つまり基礎、土台、それしかないことがわかりました。国宝級の職人さんが、「型破り」な作品で人々を圧倒していると評された際に、「型破り」になれるのは、「型」を徹底的にマスターしてこそだと話されていました。深く感銘を受けました。英語の「型」は中学英文法。英学塾では徹底的に「型」にこだわった授業を展開していきます。そしてその「型」を学ぶための最良の方法を提案していきたいと思います。

2014年、英学塾の新しいフェーズがスタート


世界への入り口―初めの一歩をここで踏み出そう

中学英語がすべての基本と捉え、中学英語を文法、音、文脈のあらゆる角度から完璧にマスターするコースを始めます。また既存のコースでもそれを目指して、きちんとしたテキストも一年かけて作成します。英学塾も今年で10周年、次の新たなる10年に向けて、みんなで鋭意努力していこう。

私たちが未来にどんなバトンを渡すのか、英語を教える塾としての責任を果たしたいと思います。

夏休みの次は勉学の季節

暑い夏が終わりました。この夏の英学塾は高3生の頑張りが熱かった。
来春のさくら咲くを目指して、地道に歩を進めたみんな、お疲れ様。あと数ヶ月、がんばれ。
400時間勉強マラソンスタート!!MT

英学塾のブログをスタートしました

2013年9月2日、英学塾のブログ、いよいよスタート