2018年8月20日月曜日

文字を書く濃さとスピード

この夏の演習も今週金曜日で終了。4週間の間、ほぼ毎日数時間ずつ来た生徒もいれば、数回で終わってしまいそうな生徒もいる。
演習が終わるころにはっきりと違ってくるのが、成果があがった生徒の文字の色だ。

最近は鉛筆Bを使う生徒が普通だと聞く。私たちのころは(数十年前!)はHBだった。
もちろん体力的な違いや鉛筆の握り方の違いもあるのかもしれないが、一生懸命自ら学ぼうと
して書いている文字は力強く、濃くなっていく。
それが生徒も自分でもわかるらしく、「先生、この字を見てくださいよ。この字からかなり真剣に問題に取り組んだってわかるでしょう」と言ってくる。確かにそうだ。残念ながら、それでも間違っていることもあるけれど、そういうときは必ず惜しい間違い方をしているから、「これは本当に惜しい!!」と伝えて、丁寧に説明する。

そしてもう一つはスピードだ。英語は慣れれば慣れるほど、文字を書くスピードがあがっていく。
きれいに早く書ければかけるほど、試験でも徳だし、何よりも勉強することが苦にならなくなる。
この一夏で、本当に英語をたくさん書いた生徒たち、英語を書くスピードがあがったこと、じぶんでもわかったかな。

英語を書くことの負荷が小さくなればなるほど、英語への親しみが増すよ!

英語の土台は品詞と文型

英学塾は「英語の土台を作る塾」だ。
でもよく「土台」ってなんですか?と聞かれる。それは、語彙?文法?会話?読解?・・・・

私たちはそれを「品詞と文型」だと考えています。
中学一年生から60代まで、多世代、多様な塾生と一緒に勉強してきてわかったことは、品詞と文型の関係をきちんと把握できると、必ず英語が得意になること。
そのためには、まず単語を見たときに、それが名詞なのか、動詞なのか、形容詞、副詞、接続詞、はたまた前置詞・・・がわかる必要があります。
辞書を引くときは、必ず品詞をチェックする癖をつけること。高校生になるともうそれが面倒になってしまうので、とにかくやるなら中学生のうちに!
最初は面倒がっている塾生も、なぜそれを知ると英語がわかるようになるのかを、何度も何度も繰り返し教えていくと、だんだん納得できていき、自分から率先して品詞的マインドを持つようになっていく。それと文型とを結びつけると鬼に金棒!

昨今、英語の文法は無駄、中高6年間文法を勉強しても全然喋れるようにならないといい、英会話やコミュニケーションが重視される傾向にあります。
でもそれは大きな間違いだと私たちは思います。
英語の文法をいくらやっても喋れるようにならなかったのは、品詞と文型の関係を明確にした文法の授業をしてこなかったからです。
文法を、助動詞、不定詞、関係代名詞、分詞構文・・・というように、それぞれの文法項目を個別に教えて、それがどういうルールで(つまり品詞と文型のルール)でつながっていくのか、どう使えばいいのをきちんと教えてこなかったからだと思うのです。

ネイティブスピーカーの優秀な英会話教師から良く聞くことがあります。それは「日本人は英会話教室に来る前に、英文法をきちんとやってほしい!」と。
本当にその通りです。新しい英文法の教え方こそが、喋れる英語には必要なんだけどなーー。

2018年8月9日木曜日

夏休みは演習漬けになってほしい!

夏休み、今年も恒例の演習がスタートしています(^o^)
毎日午後1時~9時まで、自習室をオープンにして、一人の先生が常駐。
塾生はいつ来てもいつ帰ってもいいけれど、大事なのは、課題を見開き2ページ分やったら、必ずその場で先生にみてもらって、間違ったところはすぐに解説してもらって、やり直すこと。

学校では問題集は宿題に出ても、答え合わせは生徒が自分でやって、それを提出して終わりということが多い。それでは、間違ったということがわかるだけで、なぜ間違ったのか、どうすれば正解を導けるのかがわからないままだ。そんな生徒が本当に多い。
だから夏休みは、「解く⇒答え合わせ⇒解説⇒やり直し」をひたすら繰り返す。
一か月やり続けると、その効果たるや本当にすごいのだけれど、塾生は学校の宿題やクラブ、旅行で忙しい上に、この夏の猛暑でクタクタです!
学校のクラブから戻って、そこから塾に来るのは本当に大変な様子。
でも、ぜひ来てほしい。最初の一時間はゆっくり休憩していてもいいからね!

演習時間、自習室では中一生から高三生までが、それぞれ異なる課題をやっている。
中一生が「めんどくさいー」と言っていると、高一生が「今のうちにやっておいたほうがいいよ」と。するとすかさず高三生が「中一だったらまだ遊んでても大丈夫」と言ったりする。
中学時代さぼっていた高校生が、自分と同じプリントを中学生がやっているのを見て、焦ったりもする。
ご近所から差し入れの朝採りトウモロコシをゆでて、みんなで食べたり。大きな高校生がトウモロコシの粒を一粒一粒つまんで食べているアンバランスな様子に大笑いしたり。
夏の塾はやっぱりいつもとは少し違って、なんだかのんびりと楽しく、そして有意義だ。

2018年7月21日土曜日

いぇーい 夏休みだ!とおもったら。

期末試験が終わり、いよいよ待ちに待った夏休み。
さあ遊ぶぞ!というのはどうやら昔の子供たちの感じ方で、今の中高生はそれどころじゃないみたいです。

聞いてみると、なんと宿題の量が半端ない。数学、英語は分厚い問題集を、社会と理科はレポートで、国語は読書感想文。学校の意図としては、夏休みにだらけてほしくないのでしょう。

それもわからないではないですが、これは裏を返せば子どもたちは自主的には勉強しない、ということでしょうか。ガッツリ宿題を出され、休み明けにはテストだよと脅されて、とりあえずこなす。実になっているかどうかは不明ですが、やらないよりはまし、といることなんですね、きっと。

でも、ウダウダ文句言っても仕方がないので、どうせなら受けて立ってやろうじゃないか、宿題なんて直ぐに終わらせて夏休みしかできないことをやろうぜ!
くらいの心意気で取り組んでくださいね。

そして遊んだり、視野を広げる経験をしたりして楽しく過ごしてくださいね。
Enjoy!!!

2018年1月14日日曜日

お年玉

2018年1月。今年第一回目の授業があった。生徒は男の子と女の子の二人。How much "otoshidama" did you get? と聞いてみた。
二人とも嬉しそうに「これだけもらった!!」と答えるはずだったが。。。

返ってきた答えは二人とも "I don't know. 知らなーい”だった。お年玉の袋の中を見ていないのだ。私の子ども達(今20代)は、お年玉をもらうとすぐに開けて、「~円もらった~!」と大喜びしていたものだ。もちろん私が子どものときもそうだった。
お年玉の中味を見ないなんて本当だろうか。母親と父親に加えて、母方と父方のおじいちゃんおばあちゃんが二人ずつ、合計シックス・ポケットも持っている子ども達も多く、ほしい物があったらそのうちの誰かが買ってくれるという話しも聞く。それにしても、今年の初びっくりのできごとだった。

2016年8月29日月曜日

2016年夏期演習が終了しました

5週間にわたる夏期演習が終了しました。プリント数十枚、数百枚、あるいは英検過去問数年分など、個々の目標に向かって1枚でも多く、1問でも多く解く姿が見られました。演習のはじめには「こんなに沢山できるかな?」と不安げな生徒もいましたが、着々とかなりの量をこなすことができました。プリントを増量した子もいます!

ある高校生は文法復習プリント、次に英検対策プリント、最後に英検過去問へと、ひと夏でステップアップしていきました。お昼過ぎから夕方まで、TOEICのリスニング問題を3回分も解いた生徒もいます。量をこなすことで耳が慣れていったようです。それにしても、45分×3=135分ですから、素晴らしい集中力ですね。

戸外の部活動で、日に日に日焼けしていった中学生もいます。まとまった時間がとれる夏休みを活かし、勉強だけでなく様々な活動を通じて成長していく様子がうかがえました。

8月末となり、暑さもやわらいできました。夜はぐっすり眠って、英気を養い、2学期も頑張りましょう。

2016年8月19日金曜日

2016年の夏期演習

この夏も夏期演習を実施しています。約1ヶ月の夏休みを通して、量をこなすことで学習内容の定着を図ります。

今年は午後1時から9時までに時間帯を変えたところ、部活の後に夕方から来る生徒も出てきました。時には眠い目をこすりつつ、英検などの目標に向かって努力を怠りません。
演習プリントが400枚余りもある生徒は、お昼から夕方までの数時間、黙々とこなしていました。だんだんスピードも上がってきています。類題を繰り返し解くことで、自分で間違いやすい箇所に気が付いたようです。
旅行先にプリントを持っていく子もいれば、毎日30分だけでも時間を作ってくる子もいます。日々の積み重ねが大切ですものね。

ツクツクボウシが夏の終わりを告げる今日この頃、演習もラストスパートです。目標枚数の達成に向けて、もうひとふんばりしましょう。